情報元 : 「スマート農業」活用した実証プロジェクト(新潟県) /
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190529-00000434-teny-l15
最先端の技術を活用した「スマート農業」を使って作業を効率化し、生まれる余った人員で高い収益の農作物を栽培するという、複合経営モデルの実証プロジェクトが新潟市で始まった。
実証プロジェクトには新潟市のほか、農機メーカーのクボタや農業生産法人の白銀カルチャーなど11社が参加している。
29日は大豆を栽培する畑に、連携する事業者が集まり、スマート農機の実演などが行われた。
実演が行われたのは、自動で動く耕うん機と自動操舵システムを装着したハンドル操作がいらないトラクターだ。
監視のため1人はトラクターに乗るが、1人で2台を同時に動かす。
一方、コメを栽培する田んぼには自動給水栓が設置されている。
時間を設定することで自動で田んぼに水を入れることができる。
スマートフォンを使えば水位の状況も管理できるので、稲の生育状況に応じ、遠隔操作することも可能だ。
今回のプロジェクトはコメと大豆の栽培に、最先端技術を活用したスマート農業を組み合わせることで、労働時間を大幅に削減する。
作業を効率化することで、余った人員で収益性の高い枝豆を栽培しようというのだ。
農業人口が減る中で経営の大規模化に対応し、経営の安定化や所得の向上を目指す。
新潟市農林水産部の二神健次郎部長は「この2年間で、実証して効果を明らかにしたり、いろんな農家の人にも見ていただいて取り組んでいこうと思っています」と話した。
実証プロジェクトが行われるのは2年間。
集められたデータを分析し、スマート農業の複合経営モデルの普及に役立てる。